大学の研究室にオオスズメバチを届けました
スズメバチ研究で有名な玉川大学の小野教授の研究のお手伝いをさせていただいております。
研究用にオオスズメバチを捕獲に行きました。
ハッチー小川は駆除をするだけでなく、
山に入りオオスズメバチの生息状況も調査しています。
オオスズメバチを追いかけ巣の調査をするだけでなく
自宅に持ち帰り生態の研究をしています。
今回はオオスズメバチを2家族、玉川大学に届けました。
研究用なので薬を使っての捕獲は厳禁です。
命がけで捕獲し生きたまま持っていきます。
もちろん女王蜂も含め全ての蜂をそのままです。
そして取れたての巣から創設女王、新女王、働き蜂、オスを
それぞれ大学生と一緒に分けます。
安全の為針を切った上で低温飼育し・・・・・
と、この後の研究は大学の未発表論文の為お話できませんが
蜂のお蔭で色々学ばせていただいております。
蜂の生物学会《ミツバチ科学研究会》参加
玉川大学で行われた蜂の生物学会 34回ミツバチ科学研究会に参加しました。
「ミツバチはハチミツに加える酵素を節約する」
という、仲田さんの研究を聞いていきました。
ハチミツの酵素活性は蜜源種によって変動があり、
添加される酵素量がミツバチによって調整されるってことを聞いてきました。
ニホンミツバチがスズメバチを殺すときの熱球についての討論もあったのですが、
面白い質疑がありました。
セイヨウミツバチでも熱球らしき蜂球を作り、
キイロスズメバチを殺した様な場面があったというのです。
小野教授の応答は的確でした。
セイヨウミツバチも蜂球を作る場合があるが熱球ではない様です。
顕微鏡で見るとキイロスズメバチに針が刺さっていたことが確認できた、
と説明いただきました。
非常に興味深い質疑応答で大変勉強になりました。
ハッチーのペットのご紹介
ハッチー小川はスズメバチを殺虫剤の使用をせずに駆除をすることがあります。
、、駆除というより、捕獲をして蜂の巣を持ち帰り飼育実験をしています。
写真にあるのはコガタスズメバチ(Vespa analis Fabricius)です。
この種類は巣があまり大きくならないので飼いやすいです。
大きくても直径35cm位で成長が止まります。
色々なエサを与え、スズメバチの捕獲するときのエサは何がいいだろうか?
と調査・研究をしているのです。
エサを与えず空腹状態であると雑食になるのですが
エサが豊富だと贅沢になり、生きた虫と甘いものしか興味を持たなくなります。
飢餓状態になるとサナギをかじり体液を吸い始めます。
いわゆる共食いです。
犬猫と比べると餌代がかからずペットとしては経済的なんです。
スズメバチは銀行や宝石店などで飼育することもお勧めいたします。
なぜって、警備員を常駐させるには月間数十万円かかると思うのですが
これなら少々の餌代だけですみますし、自然保護にもなりますね。
CO2排出量も少ない自然にやさしい警備隊
実用新案申請するには・・
ハードルが高いかな。
※スズメバチは鍵のかかった密室で飼育しています。一般の方は真似をしないようお願いします。
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