ハチってそんなに危険なの?
ハチの被害は全国各地におよび、国内では毎年30人~50人もの死者を出しています。
その多くは、自分で駆除をしようとして被害に遭っています。
また、攻撃的になった蜂が自ら通行人を襲ってしまうこともあります。
特に、近年、都市近郊での被害が増大しています。
刺されると激痛を感じ、痛みは時間の経過と共に強くなります。
重症の場合には、顔面が蒼白になり、全身に震えが起き、嘔吐、下痢、ショック症状、血圧の急激な低下などの症状も見られ、刺されてから15分~40分位の間に意識不明に陥ることもあります。
これはハチの毒に対してアレルギーを持っている人に見られる症状で、「アナフィラキシー・ショック」と呼ばれています。
ハチに刺されて死亡するケースのほとんどが、このショックによるものです。
ハチの毒に対するアレルギーがある人は、一度蜂に刺されると、その毒と過剰反応する抗体ができてしまいます。
一度目は軽症でも、アレルギー反応を引き起こしやすい体質になっているので、二度目には重症に陥ることが多く、一度刺された経験を持つ人は、十分な注意が必要です。
体質により数日後に起きるショックが起きる場合もあるので十分な処置が必要です。