越冬オオスズメバチ探し
千葉県我孫子市へ、越冬中のオオスズメバチを探しに行ってきました。
越冬スズメバチは探しに行っても見つかることが少なく、
今回は2日間林の中にこもり、やっと出会えました。
コガタスズメバチ100匹見つけてもオオスズメバチの収穫0匹ってこともあります。
ひたすら林の中に入っていき倒木や腐った木の皮を調べるのです。
オオスズメバチがいる可能性が高い場所はわかりますが、
必ずいるという場所はありません。
スズメバチの越冬場所は女王様の気分次第なのです。
倒木の中に越冬室を作る場合は、ウロの隙間に入り込み越冬することもあります。
崩れかけの斜面の土の中にいることもありました。
かといって屋根裏などの材木の隙間にいる場合もある。
まさに女王を追い求める宝探しのようです。
10月、11月に交尾を終え新女王は越冬します。
どこで越冬するかは女王様任せ、、
ということで今回見つかった場所は落ち葉の中でした。
こんな寒さを受ける場所は通常では考えにくいのですが、
写真にある倒木を調査していたら、、
足元の落ち葉の隙間から顔をだしているオオスズメバチに気が付きました。
顔はオレンジが強く、体も大きい。
これがオオスズメの女王蜂である。
オオスズメバチといえども春を迎えられるのはほんの一部です。
寒さや環境に勝ったものが次のシーズンに活躍できるのです。
越冬スズメバチを探しに行くとクワガタにも良く出会います。
この日もコクワガタに数匹遭遇しました。
真冬のスズメバチ調査を行うことで次のシーズンは
どこの地域で、どんな蜂が多く発生するか予測を立てています。
体の芯まで凍える中、地道な作業です。
しかし、これが良い駆除結果に繋がるのです。